医療とセクハラ、モラルの話
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性的描写があり、不快感を与えるかもしれないので嫌な予感がしたらブラウザバックプリーズ。
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「女の陰部がゆるくてイマイチ楽しくない。絞めるようなこう…数時間前に使うような薬ないのかな?出たことない?」
非通知の電話でこんな質問が来た。
「筋を収縮させるような塗り薬は、取り扱ったことはないですね。婦人科や整形に訊いてもらったらいいと思います。自費診療にはなると思いますが。」
「ふーん。いや、女にまた別の男ができたらしくてね。またそいつのがでかくて15~20cm?僕のは(ここらへん気が遠くなって覚えてない)女って大きいのがいいんですかね?女としては奥に届いた方が気持ちいいんでしょ?あなたは?」
「人によるんじゃな」
「女の膣が広いとこっちは気持ち良くないしねー、婦人科に言って相談しても自費ですし、お互いいい歳ですから~って言われて。」
「それってお相手の女性に対してもお話ししているんですか?女性が気にしているならともかく、男性が思った効果を得られないからといってあちらこちらに相談するのはちょっと…」
「女に言ったら気分悪くするかなと思って言ってない。」
「アーナルホドー」
こっからはもう気持ち悪さがカンストして覚えてないけど、あいつホンマ500回くらいセクロスして性交死で他界せんかな。
デリケートゾーンの見た目が気になっている女性とか、
EDで悩む男性とか、
そんな質問には答えるけど。
相手の女性を貶めて、自分だけの快楽を求めて相手に手術を受けさせようとした人間性がもう無理だった。
「キモイ」というワードが生まれた世代の人間だから、できる限り他人様の事を「気持ち悪い」と思うのはやめようと心にして生きてきたけどごめん普通に気持ち悪かった。
お相手の女性の性情報も出して、何センチとか世界一どうでもいいのに生々しい情報出されて結構精神えぐられた一日だった。
奥でやすんでな、と言われて奥で休んでみたけど気持ち悪さで涙が出るし。
静かだとあの声が脳内再生されるし。
また頭痛がするんじゃないかという心配してくれた声に、頭痛を起こす自分なんて最低だとまた涙が出る。
頭痛は今日は大丈夫、きっと大丈夫。
次に私の大好きなこの店舗に、できる人が来るならば。
その人は頭痛なんてものを持っていない人がいいな。